短い夢

□それはまるで、
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最近私にはどうしても知りたいことがある。


「リーマス、どうして教えてくれないの?」


私がそれを知ることができるか否かは全て彼にかかっているというのに。


「教えるも何も、特別なことはしてないよ」


そんなわけないのだ。
苦笑するリーマスをじっと観察してみる。


「何か入れてるの?」


手品のタネを見破ろうとするときの10倍は注意深くリーマスの手元を観察するが、そんな様子はない、と思う。


「見てれば何も入れてないのはわかるだろう?」


そうなんだけど。
それならどうして、


「どうしてリーマスの紅茶だけこんなに美味しいの?」







最近気付いたこの事実。
気付いてしまったら気になるのが人の性ってもんだろう。
わからないものは本人にきくのが一番!と思って何度もリーマスに尋ねたのだが、本人はこの通り頼りない。




「ねぇ、リーマスの紅茶が特別おいしい理由、そんなに知りたい?」










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