暗い

□少女は焦燥感に追われ、
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心臓がどきどきしています。まるで運動場を思いっきり駆け抜けたように。水の中で息を止めるように。そしてあなたに抱きしめられる時のように、


世界は何も無かったかのように、まるで何かを隠すように変わらず平然を装い周り続けた。水槽の中の金魚でさえ優雅に泳ぎ続ける。なのに私だけがいつもと違ってて。


ある日貴方が私に言いました。
「君は嘘を隠すのが下手だ」
あれがきっと『超直感』だったんですね。貴方は誰よりも恐ろしい人でした。誰よりも相手を想い誰よりも暖かく誰よりも私に愛された。



こないで、やめて、みないで、おとがわれて、めがまわって。

笑いが止まらない



血の匂いはいつになっても慣れないものですね。私、貴方の事が大好きです。だから貴方の血の匂いも大好きです。貴方のその手も足も耳も首も何もかも。例えそれが全てくっついてなくても。私は貴方の全てが大好きなんです。



ワタシの中の貴方は揺れて
アナタの中の私は廻るんです

きっと罪悪感に溺れて



どうせ貴方の後を行くんです




皮肉ですね、









20090302.貴方が悪い

 

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