小説

□好奇心
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リビングでヒナタに一通り勉強を教えた後、ネジは冷蔵庫からゼリーとゼリー状のモノを出し、ガラスの器にとって分けた

ゼリー状の方をヒナタに渡し、ゼリーを自分側に置き
「一旦休憩してそれ食べて」
と勧めた

ヒナタははにかんだ笑顔で
「ありがとうございます//」
といい、食べ始めた

(…//勘違いしそうだ…)

顔は崩さないがネジの心臓はすごく跳び跳ねていた

―ネジは小さい頃から兄のように慕ってくれるヒナタが好きだった

ヒナタは『兄』として慕っていたが、ネジがヒナタに向けた想いは『恋心』だった

その想いは年々膨らんでいき、思春期の今、『ケガシテデモテニイレタイ』という邪な想いまでもが膨らみはじめてきた――

「美味しかったです…頂きました」
と、声が聞こえてネジは
「あぁ…」
と、ぶっきらぼうに答えた
するとまたヒナタが口を開いた
「なんか…メガネを掛けてるといつもと違う感じですね…//」

「そうか?」

ヒナタは顔を少し赤くしてうつ向きながら
「うん…//」
と、いった
ネジはまた心臓がバクバクしはじめた
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