小説

□好奇心
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ネジは幼い頃に両親を亡くし、ヒナタの父・ヒアシに居候という形で引き取られ、現在はヒアシの援助を受け、マンションで一人暮らしをしている

そんなネジを心配してかヒナタはよくなんかしらの理由をつけ、よく来ていた

ヒナタは扉が開いた瞬間に顔を上げて言葉を発そうとしたが
「あっ…」
と言ったままなぜかそのまま固まってしまった

ネジは軽く頭を掻きながら
「何か用?ヒナタ」
と、言った

ヒナタはハッとして
「実は宿題で分からないところがあるので教えてほしいんですが…」
と控え目な声で言った

ネジは扉側に寄って
「どうぞ」
と中へ促した

ヒナタは
「お邪魔します…」
と、これまた謙虚に入っていった

ヒナタが靴を脱ぎ部屋へ入って行くのを見たあとネジはうっすらと笑い玄関を閉めた…―
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