小説

□願いをこめて
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4日前の7月3日

上忍になって1年立ち、そんなネジの誕生日を祝おうとネジの家に行った際、ネジが地面に頭を擦りつけるぐらい土下座をしながら
「俺はずっとあなたが好きでした。何年も前から。」
ヒナタは突然の告白にびっくりしてしまった

しかしネジの話はさらに続いた

「実はヒアシ様から謝罪のあったあの時俺の心は鎖から解き放たれた様な感覚になり、あなたへの想いも思い出してしまったんです。そして1年前、ヒアシ様に『俺の生活が安定したらヒナタ様をください』と申し上げたんです。その時ヒアシ様は『好きにするがいい』とおっしゃいました。勝手な事をしてほんとに悪いと思ってます…でも俺はヒナタ様さえそばに要ればなにもいりません…!」

ヒナタは驚き過ぎて言葉を失ってしまった

まさか従兄弟にこんなに想われているとは思いもしなかった

そしてこんなに人に求められ嬉しかったヒナタは

「頭をあげてください、ネジ兄さん。」

と言った
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