小説

□夜盗虫
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真面目で婚約が決まってもいつもと変わらぬ行動やしゃべり方からそんな風に想われているなんて、想像していなかった。



ヒナタはそんなに想われているなら…と首を縦にふった

ネジはほっとして、柔らかい笑みを溢して
「ありがとう、ヒナタ様」
と言った

ネジはヒナタの口から手を離し、一瞬見つめあって唇を重ねた。

長い口付けのあと、短い口付けを何度も何度も優しくする

唇を離してヒナタの顔を見れば、息苦しさからか頬が紅潮していた

そんなヒナタにネジは優しく微笑んで小さな声で
『かわいい』
とこぼした

そしてもう一度口付けをする

ネジの舌がヒナタの口へ入る

ヒナタはびっくりして顔を背けようとしたが、ネジに顔を固定され、ヒナタの舌はネジの舌に捕まった。

やっと解放されたヒナタは
『ハァ…ハァ…』
と、荒い息遣いをしていた
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