小説
□風邪のちから
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(困ったな…起きるのがつらい…)
と、考える青年は日向ネジ
昨日は任務がなくマンセル仲間のリーと組手をしていた。
いつもより切れのある攻撃についがらにもなく熱くなってしまい、雨が降って来たにも関わらずそのまま続け、見かねたテンテンが止めに入り、木陰に入った途端ネジは倒れた。
そして気が付いたら見慣れた天井があり、朝日も射していた。
起きようとは思うのだが、思うように体が動かない。
(困ったな…)
と思っていたら玄関の開く音、そして聞きなれた声が
「あの〜…お邪魔します…。」
と遠慮がちに入って来た。