迷い人

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今、僕は暗い山道を歩いている。
もうすぐ日が暮れて、全てが闇に飲み込まれるだろう。
森の木々たちが、夜風に威されて、ギシギシと悲鳴をあげた。
コウモリも、それに合わせて逃げ惑う。

早く、今夜の宿を見つけないと――。
僕は、ほんの少しだけ、歩くスピードをあげた。


暫く歩くと、先程まで変わらなかった山道に、突然、街が現れた。

見た目は……まるでゴーストタウンだ。
木々は枯れ果て、人もいなければ、猫の一匹だっていない。
――ここはどこだろう?
僕が足を踏み入れると、誰もいなかったはずの前方に、誰か立っていた。

背丈は160センチちょっと、黒い、洒落た男物のスーツを着ている。顔はシルクハットを深くかぶっていて、よく見えない。

その人が突然、僕に言った。
「君もまた、迷い込んだんだろう?この、"永続する街″へ」
声からすると多分、女だ。
僕は警戒しながら答えた。
「……そうだよ。今夜の宿を、探してるんだ」
その人は、ほぅ、と言い、僕を見てにやりとした。

「なら、ここに泊まるといい。朝までゆっくり、好きにしていいぞ」
不思議な笑みが気になるが、とりあえず僕はお礼を言って、今夜泊まる場所を探しに行った。



☆このサイトについて☆

このサイトは、管理人芭紅の運営する小説とイラストのサイトです。
といってもここは「永続する街」という街で、管理をしているのは看板キャラもとい町長のタウンなんですが。

生意気な奴ですが、よろしくお願いします。
他にもこの街には奇妙な仲間達がいますが、それは小説†Lasting Town†をお読み戴ければと思います。

では私はタウンが五月蝿いので、これにておいとまさせて戴きます(^_^;)】



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――と、こうなっている。
理解していただけたかな?

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よろしく頼むぞ。

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