混雑夢

□拍手ログ
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ガバッ…

突然、後ろから抱きしめられてビックリした。
体に絡められた腕を見下ろせば黒い袖と白い手袋


「セバスチャンさん。」

「何ですか?」

セバスチャンをたしなめるように名を呼ぶが、彼には全く効かない。
むしろ、セバスチャンはクスリと意地悪く笑い、更に腕を絡める。背中越しにセバスチャンの体が密着し、心臓がバクバクと脈を打つ。ぐっと強く抱きしめられたせいでセバスチャンの顔がすぐ横にきた。耳元でセバスチャンの息の音が聞こえて全身の血管に血液がバクバク脈打つのが分かった。
今、絶対に顔が紅い。
「おや?顔が真っ赤ですね。熱が有るのでしょうか。」

わざとらしい発言をしてニヤリと笑う。
身を捩ってセバスチャンから逃げようとしてもセバスチャンの腕が体がしっかりホールドしていて動かない。

「ちょっ…本当や。」
「逃がしませんよ?貴女は私のモノなんですから。」










セバスチャン・ミカエリス
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