Long Story

□彼女の正体
1ページ/6ページ





「……で、依頼として連れて来たと」



複雑そうな顔の八戒



「ふん‥悟浄にしちゃ…と言いてぇトコだが、金は誰が払うと思ってんだ!このクソ河童」



怒りまくりの三蔵
悟浄の頭にハリセンが炸裂しまくっている



「仕方ねーだろ!?この方法しか思いつかなかったんだよ」



流石に、その前のヤらせてもらう、もらわないの話は出さないが





『……ねぇ、あんた等は喧嘩を見せる為に私を呼んだ訳?』



冷ややかな視線が刺さる



「チッ……三仏神に目通りを」



『1億円』



「なっ‥んだと」



『依頼料よ。貴方達に会う為に此処に来たのはサービスしてあげるけど、三仏神に会うのは1億円頂くわ』



「貴様っ…ふざけてんのか」



『それ位保証してもらわないと私としても割に合わないもの
仕事出来なくなったら困るしね』













ふと八戒が気付いた


随分と話し方が砕けてる


前に会った時も殺意や敵意はなかったが、拒絶感は強かった

それが、今はほとんど感じられない



それに、三蔵とのやり取りを楽しんでる様にも見える



次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ