Long Story

□作成中
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長い廊下の先に、赤く染まった空が見える

いつの間にか夕日が顔を出していた




「綺麗…」






死んだように過ごして来た14歳からの数年

世界が色を持ち、様々な事が総て輝かしかった数日



毎日 同じ様な色をしている空は、毎日違う顔を見せていたのだと、やっと気付けたのに


仲間と言える人達に、
損得無しで愛情を傾けてくれる人にこんな自分を愛してると言ってくれる人に出逢えたのに…




自分が傷付くことなど恐れはしない
どんなに苦しい道でも選んで進む覚悟もある


それでも、誰かを巻き込むのは嫌だ

自分を好きだと言ってくれた人達に、あんな切なくて苦しそうな笑顔をさせたくない








独りが寂しかった昔
今は独りじゃない事が悲しい


大切な人々が出来た今、強くなったハズなのに‥何故こんなにも泣きたい気持ちになるのだろう



















「あ、いたいた。おーい颯妃〜」



廊下の端から悟空が走ってくる





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