物語り
□乱 放熱
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あいつの甘い声が俺を昂らせる。
『ね…、岩城さん。良いでしょ?…ん?』
分かってるクセに…。
『ダメ…?ねぇ、岩城さん…。』
もう…後ろから伸びた手が悪戯にパジャマのボタンを外しに掛かってるクセに…。
チュッ。
ワザと音をたてて項にキスを落とす。
『あ…っ』
『…ん?感じちゃったの?可愛い…岩城さん。』
背中に感じる熱いあいつの体温と…いつもの事ながら盛りのついたペ〇ス。
俺の後ろが熱を帯びて疼くのが分かる。
俺の返事を待つふりをして悪戯なあいつの手がボタンを外した隙を縫って直に肌に触れてくる。
悪戯に盆の窪をペロリと舐めあげる。
まるでそれが導火線の様に背筋を伝い更に後ろを疼かせる。
…まったく、確信犯か。
ならばお望み通りにしてやろうか。ん?
少し意地悪く後ろに回した手に力を込めてあいつのペ〇スを握り絞める。
背後のあいつが声をあげ腰を引く。
なんとも間抜けな…それでいて『可愛い』と思う俺も間抜け…か。
一頻り笑った後
あいつの腕の中で躰を捩り向き合うと盛大に膨れっツラのあいつ。
ゴメン、ゴメン。
痛かったよな。
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