短歌

□短歌
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*宵に降る


雨音が消す


囁きを


躰に残す


そんな朱痣





*君触れし


左の頬に


残る熱


消えてはイヤと


心呟く





*貪欲に


乳房貪る


その腕で


奪って欲しい


私の事を





*今宵降る


雨を味方に


逢いに来い


傘がその身を


隠してくれる





.
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