短歌

□短歌‐春抱き編‐
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*君の瞳‐め‐を


覗き映るは


吾の姿


欲情纏いし


情夫を乞うる





*プラチナに


付いた傷跡


歴史だと


慈しむよに


微笑んだ彼‐ひと‐





*指先が


背筋なぞって


誘う夜


若き獣が


吾の胸を射る





*朱き痕


糸の代わりと


笑う君


月が見つめる


吐息が絡む





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