ギロ夏小説(ノーマル)
□チャイルドパニック!?
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「ケロケロリ、なんでこんな簡単なことに今まで気付かなかったでありましょうか・・クルル曹長っ!準備は!?」
「いつでも大丈夫だぜぇ・・・」
「軍曹さん、ほんとにいいんですか〜?」
「赤ダルマは外出中であります、つまりやるなら今っ!」
いつものように悪いことを考える三人。
「それじゃ、行くであります!」
・・・・・・・・・・
本日、学校はお休み。リビングでテレビを見ている夏美。
(はぁ〜、せっかくお休みなのになぁ・・・ギロロはいないし・・つまんないな)
ばんっ
「夏美殿、覚悟してもらうであります!」
「な、なに?」
リビングに突入する三人衆、クルル曹長の手には見たことのある銃が握られていた。
「あんたたち、何するつもりなの!?・・・答えによっちゃあ・・わかってんでしょうねぇ」
「ひっ、やっぱり無理ですよ・・軍曹さん」
「ひるむな!タママ二等・・・クルル!撃てっ」
「あいよ〜・・ターゲット、日向夏美ロックオン」
「へっ!?う、うそ・・」
「ぽちっとぉ・・クーックックックックッ」
ズビビビビッ
「きゃあぁ〜っ!」
「やったであります、これで夏美殿は我々の敵では無くなった!日向家はいただいたも同じでありま
す」
煙に包まれた夏美。ここでケロロの作戦を公開。クルルの持っていた銃、人生が二度あれば銃により夏美を幼児にして戦闘能力を下げた上で、日向家の全権を掌握するという少し強引な作戦である。ここで煙が薄れていく。
「な、なんなの〜?」
「あぁ〜、なっちーちっちゃくてかわいいですぅ」
「ケロケロリ、これだけ小さいなら我輩でも簡単に倒せるであります〜!」
「クーックックックッ、完璧だぜぇ」
「ちょっと、元に戻してよ〜」
「嫌であります・・・えいっ」
夏美を突き飛ばすケロロ。いきなりだったので思いっきりしりもちをつく。
「ひゃっ!」
「ええい、やっつけるであります!」
ぽかぽか、ばしばし、ぶしぶし
「いたい、いたい〜」
袋だたきにされる夏美。逃げようとするが、力が半減しているため多勢に無勢となっている。