novel

□大富豪
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「やった―!またあたしの勝ち―!」

「お前ホント強ぇ―のな」

「また1番だもんね!」

「お・・・俺またビリ・・・」

「ケッ、人間一つくらい取り得はあるだろ」

「はっはっは―いくらでも言いたまえ!このあたしに大富豪で勝とうなんて100年早いわぁ―!」





今日もあたしは花井・篠岡・水谷・阿部の7組野球部メンバーとトランプの大富豪をしている!

そしてあたしはめっぽう賭け事には強い!

今日賭けているものはあたしの大大大好きなチュッ●チャップス!

残りのチュッ●はあと一つ!

残り一つもいただきまーす!





「はい!次行くよ―!」

「最後は勝つ!」

「クソレ水谷は黙っててください
(ニコ」

「酷いっ」

「お―やんぞ―」

「はいはーい。花井くん♪」

「あたしも頑張るからねっ!」

「篠岡には負けちゃうかも〜あはは、」




「・・・おい」

「なっ!何さ!」

阿部の声が真剣でビックリした・・・


そして阿部はあたしの目を見て・・・







「ぜって―勝つ(ニヤ」






そう言った阿部の表情になぜだか凄くドキドキして、負けてもいいか、なんて思ってしまった
















(ホントに強いのはダレ?)






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