小説

□それが恋っていうんだろ
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※リョ金のクセに金ちゃん出番なし
※リョ金のクセに桃ちゃん目線
※乙女リョマくん発動注意報




















この頃の越前は


なんかおかしい








それが恋っていうんだろ













「越前、」




部活が終わって

越前を自転車の後ろに乗せて下校中



越前に話しかけても

返事がなかった





「おい、越前?」



「っあ、…何ッスか、桃先輩」






そう
この頃の越前はこうなんだ

話しかけても、上の空


まるで、なにかずっと考え事をしているよう







「お前、この頃ぼーっとすること多いよな」



「…そうッスか」



「なんか悩みがあんのか?頼れる桃先輩が聞いてやるぜぃ」



「遠慮しとくッス」



「な、なんでだよ!!」







こういう生意気なところは変わりないけど

ほんとにいつも上の空



そう

ちょうど全国大会が終わったあたりからだな






「全国大会でなんかあったのか?」



「!!………別に」







お、ビンゴ♪
さすが桃ちゃん絶好調!!

越前はあからさまに分かりやすい反応をしてくれた(わざとじゃないんだと思うが)







「ははーん、会場でかわいい女の子発見しちゃったとか?恋ですか?越前くん」



「別に、可愛い女の子とか興味ないし」









…あれ

コイツ、恋は否定してない…?



不思議に思った俺はピンときた

まさかコイツ…













「おいおいおーい、誰だよお相手はっ!!ぶっちゃけちゃえよ、越前くんっ♪」












そうかそうかぁ

越前も恋愛するんだなぁ!!



当の越前は

はぁ!!?と大声をあげた

そりゃもうビックリするぐらい











「べ、別に恋じゃない!!」



「は?違うの?じゃぁ何」



「、引かないッスか…?」











なんだ、そんな内容なのか?
俺は少し不審に思ったがそんなんで引く俺じゃない













「俺が越前を引くと思うか?」



「っ…」



「話してみろよ、な?」











俺が言ってから

言うのを少しためらったのか

越前は間をおいてから喋りだした









「…遠山、いるじゃないッスか」



「おぅ、四天宝寺のルーキーな」



「アイツと勝負して、喋ってからおかしいんス」









お?











「変にアイツのこと考えちゃうし、考え出したら、止まんない」









お、おお?









「俺…どうかしてるッスよね」





おい待て


さっき別に恋じゃないとか言ったよな?コイツ






「どう考えても恋だろ!!」



「なっ、違っ、んなわけない!!!」








いや、んなわけなくねぇだろ、おい

誰がどう聞いても
全員恋って答えるっつの!!

越前は多分焦っていた(ここからは見えない)
男に恋する自分がありえない、とか
その前に恋愛する自分がありえない、とか









「なんで俺がアイツに…しかも男ッスよ!?」






ほらやっぱりな







「俺は男とか関係ないと思うぞ」




「っでも!!!、」




「考えだしたら止まらないんだろ?」



「っ!!」



「会いたいーとか、声聞きたいーとか、思うんだろ」



「……、」




「な?そうだろ」



「…なんで、わかるんスか」





照れながら言う越前が

やけに可愛くて

そしてなんかじれったかった




「だから越前、





それが恋っていうんだろ



















「なんか…桃先輩に言われると、嫌だな…」




「んなっ!!!どういう意味だ!!!!」















あとがき



リョマくん乙女すぎてワロタw

全国のリョマファンのみなさんすみません

でも主もリョマくん大好きです

愛はつまってるハズです

そして桃ちゃん好きです

桃ちゃん好きです←



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