うちの旦那 シリーズ
□ラブラブですから
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今日はとってもいい天気。
洗濯物を干していると、お隣の旦那さんが仕事に出る所が見えた。
あ、千鶴ちゃんと旦那さんだ。
二階のベランダから身を乗り出して手を振ろうとしたら、
「じゃ千鶴、行ってきます。」
「行ってらっしゃい。」
ってご近所の目だってあるだろうに、外で行ってきますのチュウをしてるではないか。
わ/////っ。
手振らなくて良かった。
そのまま気づかれないよう洗濯物を干して家の中へ入った。
うちだって新婚なんだから、千鶴ちゃんちみたいに千景とラブラブ全開したいよ。
でも、千景はそうゆう人じゃないしなぁ。
次の朝
「名前、行ってくる」
「行ってらっしゃい、気をつけてね」
当然、チュウもなく千景はドアノブに手をかけた。
「ち、千景待って。」
「どうした?」
「あ、あのね。行ってきますのキスしてほしい」
私からそんな事言ったもんだから、千景はちょっと鋭い目をまん丸に見開いた。
「急にどうした。何かあったのか?」
「えっと・・・新婚だからラブラブしたくて?」
千景はふっと軽く笑うと、触れるだけの優しいキスをしてくれた。
「千景・・・」
自分から言ったものの恥ずかしくて顔が熱い。
今度は私の肩を引き寄せると、耳元で囁いた。
「お前も溜まるんだな?
今夜たっぷりと可愛がってやるから楽しみに待っていろ」
「なっ///。違う違う」
なんだかんだ、千景流の愛でうちもラブラブみたい。
恥ずかしいけど、今晩はたっぷり可愛がってもらおう。
千景大好き。
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