いつわりびと空

□マジloveでせう!!
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「…はぁ」
溜息。空は今悩んでいた。何に悩んでいるのか。それは蛭子が仕事ばかりで相手にしてくれない事。

なんで構ってくれへんのや!!

心の中で叫んだ。と、そこに。
「空ー!!」
烏頭目が来た。
「烏頭目…どないしたん?」
「こじゅが昼だから帰って来いって!!だから行こーぜ!」
「せやな」
もう昼か…内心そう思いながらも烏頭目と共に薬馬達のところへ行った。
それから昼ご飯を食べ読書やぽちと遊ぶなどをして過ごした。
「空?なんか悩み事でもあるのか?」
不意に薬馬が聞いてきた。それに対して空は。
「なんでや?」
聞き返した。
「いや、いつもより静かだったからな…今日のお前」

…ワシ、そんなに静かやったんか?

空はそれほど蛭子の事で悩んでいた。だから今日はいつもより静かだった。ちょっとは相手にしてくれてもいいじゃないか、と思った。
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