いつわりびと空

□依存
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俺は君が好き。誰がなんて言おうが俺は君が…空くんが大好き。
ねェ…空くん?もし空くんが死んじゃったら、殺した奴を血祭りにするよ?
その後…俺も、空くんのところに逝くよ。俺の存在理由は君だから。君が全てだから…誰にも邪魔はさせないよ。俺から君を奪う者、君を傷つける者、君を悲しませる者は…みんなみんな、俺が殺してあげる。
だって…生きてる意味ないでしょ?
君に近寄る虫は、全部殺す。跡形もなく…殺してやるんだ。








「…空くん」
ボソッと呟いた。
「…あの子供がどうした?」
「ん〜いや、会いたいな〜って」
「なら、会いに…」
金が言い終わる前に外で物凄い音と…銀の会いたがっていた空の声がした。
「………空くん?」
「ちょォ、なにすんねん!!離さんかい!!」
空は今、山賊に捕まっていた。どうして捕まったのか…どうやら山賊は空を見て惚れたのだ。
「離し…いっ!!」
「空くん!!」
銀は叫んだ。そしてそのまま山賊に斬りかかった。金はやれやれと言った感じで見ていた。
「なっ…なにして…」
銀に問いかけようしたが。
「どこも痛くない?!怪我は?!なにもされてない?!大丈夫?!」
「へ、平気やから落ち着きや?」
慌てだした銀に空は呆れ気味で言った。
「良かった…なにかあったら、俺…空くん、好き…好きだよ。俺の存在理由は空くんだ。空くんに怪我させるような奴がいたら俺、ソイツを殺す」
「おどれは…!!おどれはなにかんがえ…ん?!」
食いつくようにキスをした。何度も角度を変えながら。
「ん…んぅ…」
苦しい…
空は銀の胸を叩いた。
「ん…ぷは、はぁはぁ…に、するんや…///」
「何って…キスだよ?こうでもしないと信じてくれないでしょ?」
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