いつわりびと空

□甘えん坊
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「空ー!!」
烏頭目は名前をよんで空に抱きついた。
「うお、なんや烏頭目。どないしたん?」
空は抵抗しない。烏頭目に対して空は甘いからだ。
「ただぎゅーしたかっただけ…駄目?」
烏頭目は遠慮がちに空に言った。
「…なんや烏頭目は甘えん坊やな。別にエエよ」
空は微笑みながら言った。烏頭目は嬉しくてさらに力を入れて空を抱きしめた。空はやっぱり抵抗しない。それだけ烏頭目に甘い。
「…空、こっち向いて?」
「なん…」
キス。烏頭目は空にキスをした。空は一瞬何が起きたのかわからなかったがすぐに…
「っ////な…///」
空は顔を真っ赤にした。
「空可愛くて…つい…ごめん」
しゅん、と烏頭目は落ち込んだ。空はそれを見てキュンとなり烏頭目の頭を撫でた。
「…別に嫌やないで?逆に…その…えと…う、嬉しい…で?///」
最後の方は声が小さくなったが烏頭目にははっきり聞こえた。嬉しくてまたキスをした。
「空大好き!」
ぎゅーっと空を抱きしめた。
「ワシも好きやで///」
真っ赤になりながら烏頭目に言った。二人は微笑みあった。その数分後…
「zzZ」
烏頭目は空に膝枕をしてもらい寝た。グッスリと。空はそんな烏頭目の頭を優しく撫でた。
「(ホンマに甘えん坊やな)」
そう思った。烏頭目は寝言で空大好きと何度も言っていた。それを聞いてる空は
「アホ////」
真っ赤になっていた。今すぐここから離れたい。空はそう思いながらも烏頭目の頭を撫でていた。


******************


「ふぁ〜よく寝た〜」
烏頭目が起きた。空はもう顔が真っ赤でゆでダコのようになっていた。
「空顔真っ赤だぜ!?熱でもあるんじゃ…こじゅ呼んでこようか??」
烏頭目はオロオロしていた。
「…おどれが寝ながら好き好き言うから…///」
「………へ?俺?」
空はコクンと頷いた。烏頭目はだって好きだもんとかかんとかいいながらまた空にキスをした。
「…烏頭目のキス魔///」
と言ったら、だって空だもんと素直に言った。薬馬達がきたのにも関わらずいつまでもラブラブな二人なのであった。




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