BLEACH

□俺のもん!
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「はぁ…」

森の中で1人の溜め息。その人物はジオ=ヴェガだった。

「どうやったら強くなれるだろうか…このままではバラガン様に失望されてしまう…」

ジオは今、自分が弱い事で悩んでいた。ジオは見た目も小柄だった。小さくて細くて中性的な顔つきなため、女に間違われるのだ。と、そこに…

ガサッ

「誰だ!!」

音がした方へ振り向いた。現れたのは死神護廷十三隊十一番隊だった。

「…(最悪だ。)」

ジオは冷や汗をかいた。

「なんだテメーは」

口を開いたのは更木剣八だ。

「…」

「なんでこんなところに仮面がいんだ?見るからに弱そうな女じゃねーかよ」

一角が言った。ジオはその言葉にイラっとした。

「俺は男だ!!」

言った瞬間…

「キャハハ☆かぁわいいー☆」

やちるがジオに抱きついた。

「なっ?!」

いきなりの事でジオは固まった。やちるはそのまま動かない。

「副隊長なにしてんすか…」

たく…とか言いながら一角はジオに近づいた。やちるを引き剥がそうとするが…

「・・・・・」

「一角?」

いきなり固まった一角に声をかける弓親。周りもどうしたんだと言う目を向けている。

「な、なんだお前は…」

ジオが一角に言う。すると一角は…

「今日からお前は俺のもんだ!!」

ガシッと強く肩を掴んで言った。

「ヒッ?!」

ジオはビクッとした。やちるはさっとジオから離れた。

「な、なに言ってんだお前?!俺は男だぞ!?それに敵だ!!」

離せと言わんばかりにジオは暴れる。

「んなのカンケーねぇよ。俺はお前が気に入ったんだからな」

ギュッと力強く抱きしめる。

「な、に////」

ジオは顔を真っ赤にした。勢いよく告白されて恥ずかしいのだ。それに、ドキドキするのだ。

「ど、どうなってもしらないからな!!///」

「望むところだぜ」

一角は更に強く抱きしめた。

「なんなんだよ…あの甘ったるい空気」

弓親が言った。




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