BLEACH
□俺のもん!
1ページ/2ページ
「はぁ…」
森の中で1人の溜め息。その人物はジオ=ヴェガだった。
「どうやったら強くなれるだろうか…このままではバラガン様に失望されてしまう…」
ジオは今、自分が弱い事で悩んでいた。ジオは見た目も小柄だった。小さくて細くて中性的な顔つきなため、女に間違われるのだ。と、そこに…
ガサッ
「誰だ!!」
音がした方へ振り向いた。現れたのは死神護廷十三隊十一番隊だった。
「…(最悪だ。)」
ジオは冷や汗をかいた。
「なんだテメーは」
口を開いたのは更木剣八だ。
「…」
「なんでこんなところに仮面がいんだ?見るからに弱そうな女じゃねーかよ」
一角が言った。ジオはその言葉にイラっとした。
「俺は男だ!!」
言った瞬間…
「キャハハ☆かぁわいいー☆」
やちるがジオに抱きついた。
「なっ?!」
いきなりの事でジオは固まった。やちるはそのまま動かない。
「副隊長なにしてんすか…」
たく…とか言いながら一角はジオに近づいた。やちるを引き剥がそうとするが…
「・・・・・」
「一角?」
いきなり固まった一角に声をかける弓親。周りもどうしたんだと言う目を向けている。
「な、なんだお前は…」
ジオが一角に言う。すると一角は…
「今日からお前は俺のもんだ!!」
ガシッと強く肩を掴んで言った。
「ヒッ?!」
ジオはビクッとした。やちるはさっとジオから離れた。
「な、なに言ってんだお前?!俺は男だぞ!?それに敵だ!!」
離せと言わんばかりにジオは暴れる。
「んなのカンケーねぇよ。俺はお前が気に入ったんだからな」
ギュッと力強く抱きしめる。
「な、に////」
ジオは顔を真っ赤にした。勢いよく告白されて恥ずかしいのだ。それに、ドキドキするのだ。
「ど、どうなってもしらないからな!!///」
「望むところだぜ」
一角は更に強く抱きしめた。
「なんなんだよ…あの甘ったるい空気」
弓親が言った。
後書き→