SexyZone

□ヒーロー
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貴方は私のヒーロー。


いっつも私の困った時に、なぜか助けてくれるから。







『あーあ。』




嫌なぐらいむしむしとした梅雨と季節がやっと終わりそうな頃


突然の雨がやってきた。


今日の朝はすっごく久しぶりに気持ちがいいほどの晴れだったのに


お昼から雨が降るだなんて、聞いていない。



家までは約20分。


遠くも近くもない距離で今日は月曜日。



今まで一度も休んだことのない記録が途絶えてしまう


・・・なんて冗談は置いといて、どうしよう


さすがに風邪ひくよなぁ


なんて思ってみるけど、全然止みそうにない




生憎、同じ方向と友達はもうとっくに帰ってる


というか周りにはほとんどだれもいない




ここまでなってくると先生がちょっと憎い。


だってたまたま廊下で会ったからって、手伝いさせるんだもん。






そんなことを思いながらも、まぁいいやと昇降口から出ようとした



その時。




「ちょっと待って!!」



そう後ろから声が聞こえてきた。




振り返ってみれば、どこかで見たことのあるような男の子。


同じ学年の・・・?




『・・・菊池風磨くん・・?・・・』



なんとなく声に出して見れば嬉しそうに微笑む風磨くん。



「そう。覚えててくれたんだ。」




そう言う風磨くんはやっぱりモテモテという噂があるのがなっとくできるぐらい

美系で、すごいなぁと感心する。
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