ぎゃぐなおはなし
□さんのー
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危機を乗り越え今は練習の最中です。
別のコートではものすごい歓声が聞こえました。
え?
コレ練習試合だよね?
何であんな人いるんですか!?
彩「そりゃ山王が来ればみんな見にくるわよ〜」
って彩子先輩に言われた。
確かにすげー
みんな坊主?
野球部?
じーっと見てたらばっちり1人と目が合いました。
うおっ!
何か見られとる!?
とりあえず笑っとけ!!
ひきつり度100%の笑顔を向けると持っていたボールをおきこっちに向かって来た。
えェェェ!?
やっぱり笑顔がダメだった!?
文句でも言いにきたのかコンニャロー!
はい、わたしの前で止まりました。
何だこやつ。
顔が赤くなるくらい怒ってる?
別にいいじゃんかよ!
笑顔1つくらいで文句かよ!
「君、名前は?」
名前を教えたらどうする気かね。
どうせ悪名みたいにするんだろ。
「…陰野日向」
本日3回目だバカヤロー!
沢「…日向ちゃん!俺、沢北栄治って言うんだ!」
あ、そっすか?
別に聞いてないよ。
「ど、どうも…」
なぜかガッシリと両手を掴まれた。
なになに!?
沢「俺のプレー、見ててね!」
「えっ…あ、ハイ」
沢「本当に?やった!!」
何かすげー喜んでる!!
何か嬉しいことあった?
ん?
何か沢北さんの後ろに誰かいる?
ゴンッ!!!!
沢北さんの頭に熱い鉄拳がふってきました。
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