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□理性にも限界というものがある
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部室のドアを開け、中へと入る。



案の定、誰もいない。



日向ちゃんは俯き恥ずかしそうにソワソワとしている。



…いや、なんか今の日向ちゃんの格好は反則。



俺のジャージは大きいから手はすっぽり隠れて太ももがちらっと見える長さ。



我慢、我慢だ。



神「はい、タオル」


「…ありがとうございます」



ふわりと笑う日向ちゃんを見て体が勝手に動いてしまった。


あ、もうダメだって思った。




日向ちゃんを
ギュッと抱きしめる。



「じ、神さん…?」



神「…ごめん。我慢できなかった。」



俺の胸元に埋まる日向ちゃんが何だかものすごく愛しい。



日向ちゃんの頬に手を添え顔を上へと向かせる。




真っ赤な顔と少し潤んだ瞳が俺の理性というものを壊した。





神「…キス、していい?」


日向ちゃんは一瞬驚いていたけどコクリ、一度だけ頷いた。








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