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□さよなら、片思い
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「あー…暇だ」



今日は珍しく練習がない。



このスーパールーキーとしてはバンバン練習したいんだが…



まぁ今は犬の散歩中。



何かいいことねぇかな〜…



「…ってリードがない!!」



うお!!
あの犬逃げやがった!!



「くっそ〜!!どこ行きやがった!」



この清田信長の足から逃げられると思うなよ!!






「あー!!いた!!」



あの犬〜…女といやがる。







「ふふっ。くすぐったいよ〜」




…あれ?この声…



「君はどこの子かな?」



よしよしと撫でている女はまさしく同じ学校でしかも同じクラスでそして…俺の好きな奴。



な、何て運がいいんだ俺!!こいつに感謝だ!!逃げてくれてありがとう!!




「…あ、清田くん!」



清「よ、よう。」



「清田くんの犬?」



清「あ、あぁ。日向は何してんの?」



「お散歩かな」



俺、動揺しすぎじゃねぇか…



「ね、まだ散歩するの?」



清「おう、まだ途中だからな」




そしたら日向から思いがけない言葉。






「わたしも、一緒に散歩してもいい?」




え?




清「…え?」




「だ、だめならいいんだけど…」






清「い、一緒に行こうぜ!」



「ほ、本当?ありがとう」







やばい

俺、今日ついてるわ。




こうして一緒に散歩することになったのだ。








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