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□理性にも限界というものがある
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「神先輩、お疲れ様です」
そうニコニコと笑い、タオルをくれるのはマネージャーであり俺の大切な彼女。
神「ありがとう。日向ちゃんもお疲れ」
俺が頭をそっと撫でると、照れたようにまた笑う。
あぁ、可愛い。
「わたし、タオル配ってきます」
そう言うと他の部員にもタオルやドリンクを配りに行った。
誰にでも平等だし優しい。
手とか触れるとすぐ赤くなっちゃう所とか、本当に可愛すぎる。
…俺、ベタぼれ?
でも、付き合って3ヶ月。
今だに手を出していない俺はすごいと思う。
じっと日向ちゃんを見る。
今は信長と話している。
同級生だし仲良いんだよな、あの2人。
「はい、清田くん。」
清「お、サンキュー!」
信長はいい後輩だけど…やっぱり嫉妬するなぁ。
自分ってかっこ悪い?
何て考えてたら
「きゃっ!」
と小さく日向ちゃんの声が聞こえた。
俺は急いで日向ちゃんの元へと駆けつけた。
日向ちゃんは何故かびっしょり濡れていた。
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