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□吸い込まれてく、その瞳
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放課後。



夕焼けが眩しい、そんな日だった。



わたしは1人、図書室にいた。



静かな場所が好き。

本が好き。



普段は分厚いメガネをかけ、前髪は目にかかるくらい長い。



そんな地味なわたし。



自分の顔は好きじゃない。



人と話すのはすごく苦手。



だから1人で図書室にいた、が





ガラリ、と突然ドアが開いた。



ビクッと体が強張った。


入ってきた人はツカツカと近くにやってきてなぜかわたしの横に座る。



少し視線を横に向けた。










横には

優しく笑う

藤真先輩がいた。



「えっ…?」



藤真先輩はすごくモテる。


顔は綺麗だし
バスケは上手いし
何というか…
キラキラとしている。



わたしとは正反対。



なのに今、その先輩が横にいる。










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