輝いている君
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決心するんだ、私。
『みんな、揃ったね・・・。』
自分の口から・・・
鳳「・・・宍戸さん、」
宍戸「黙って聞いておけ。」
鳳「・・・・はい。」
『えー、私』
自分の口から
『祇槻院 優藍は、』
跡部「・・・・・」
忍足「・・・・・」
あと一言・・・・
『留学、する事になりました!』
明るく、
明るく振舞うんだ。
日吉「え?・・・・」
鳳「ウソ、ですよね・・・?」
向日「本当、だったんだな・・・」
『・・・今日、決めたの。』
宍戸「だから理事長室、」
忍足「話は合うなぁ。」
『プロになるために。』
そう、私はプロになるんだ。
プロの世界が甘くないって事は重々承知してる。
『だから・・・っ、そんな辛い顔しないで笑顔で、見送ってほしいな♪』
最後の最後にみんなの辛そうな顔なんて見たくないよ・・・
笑顔が見たいな。
跡部「・・・いつ行くんだ?」
『遅くて来週、でも明日ぐらいから行こうと思ってる。』
鳳「明日、ですか・・・」
宍戸「急な話だよな〜・・・」
向日「でも優藍らしくて良いんじゃね?」
芥川「そうだC〜」
樺地「・・・ウス」
『・・・じゃあ荷造りとかあるから・・・バイバイ』
跡部「おい、ちょっとま!・・・」
忍足「・・・・行ってもーたな」
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