小説
□いつもこんな感じ
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リビングに戻ると、テーブルには朝ごはんがキレイに並べられていた。
結構手の込んだ和食だ。
「デル、マスターは・・・?」
「いつものことだ。
すぐに来るだろ」
「じゃあ、先に食べてましょうか」
「そうだな」
それぞれのイスに座り、食べ始める。
と、そのとき
「ふあぁ〜・・・。
おはよ〜、ハク、ついでにデル」
優真の登場。
寝癖のつきまくった頭に、ブカブカのパジャマ。
ぐうたらそのものだ。
「おはようございます、マスター」
「ついでってなんだよ」
「わぁ、今日もご飯おいしそう〜!!」
ニコニコと優真は席につき、
ハクの用意した朝ごはんにガッツく。
その小学生並みの体に、
しかも、朝からどうしてそんなに食べられるのか、とデルは思う。