小説

□マスターのやり方
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ある部屋に入ると、そこにはスピーカーや電子ピアノ、
その他にも色々な機械が置いてあった。
しかも、その部屋は、防音になっているらしい。
そして、その中のパソコンに目を向けると、
デルとハクのマスターである、優真がいた。

「あっ、もう来てたんだ。じゃあ、さっそく練習しようか」

キミ達のマスターから
事情は聞いてたから準備できてるよと優真は笑顔で言う。

「(ねぇ、レンくん。橋本さんって、
いつ見ても子供にしか見えないよね)」
「(ああ、とても23歳には見えないよな)」

2人がそう思うのも不思議ではない。
なぜなら、優真は超童顔の上に背が低い。
見ようによっては小さな女の子。
けれど、
優真にとってはかなりプライドが傷つくこのなので、
すぐデルとハクに

「「シーー!!」」

と止められてしまった。
優真は、4人のやり取りには気づかないらしく、
テキパキと機械の電源を入れていく。
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