小説

□ごめんなさい
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〜カフェ〜

「レビアさん!!」

「はい?」

「あれ?ドクケイルさんだ」

「おはよう、ドクケイルさん」

「あっ、モミジさんにティナさん。
おはようございます。
その・・・、少しレビアさんをお借りしていいですか?」

「うん、いいよ〜」

「あ、ありがとうございます!」

「え、モ、モミジさん!?」

「いってらっしゃ〜い」

「・・・ドクケイルさん、お気の毒に・・・」


〜海岸〜

「あ、あのう・・・。その・・・先ほど言っていたご用とはなんですか?」

「え、えっと、ですね・・・。
その・・・、ぼ、僕・・・と!!」

「・・・もう少しハッキリ言ってくれませんか?」

「〜!!
ぼ、僕と、付き合ってください!!」

「ごめんなさい」

「・・・え」

「あなたのご好意はとても嬉しいのですが、
その・・・、
私にはまだそういうことはよく分からなくて」

「じゃ、じゃあ好きな人とかは!?」

「・・・?」

「いるんですか?
好きな人とか、気になっている人とか・・・」

「気になる人・・・?あ!いますね」

「どんな人ですか!?
僕、その人みたいに、というかその人以上にいい男に・・・」

「モミジさんです!」

「・・・・・・・・・・・え」

「もう、本当に可愛らしくてっ。
今日も、素敵な笑顔で名前を呼ばれたんです!」

「レ、レビアさん・・・」


〜再びカフェ〜

「クシュ!!」

「大丈夫?モミジ、風邪?」

「うん、大丈夫。
風邪ではないと思うんだけど・・・」

「そう、良かった。
でも、注意はしててね」

「うん」

(・・・レビア、モミジのこと話してたのかなぁ)

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