小説

□夕日と同じくらい
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〜サメハダーいわ〜

「・・・!!誰だ!!」

「私だよ、モミジ」

「なんだ・・・、モミジか」

「こんなところで何してるの?」

「何も。
ただ、ここの景色は相変わらず綺麗だなと思っていただけだ」

「そうだね。
私もここの景色は好きだよ」

「・・・いつか」

「?」

「いつか、未来の景色も、
ここぐらいに綺麗になるだろうか」

「・・・なるよ。
だって、私たちの故郷だもん。
きっと、ここの景色に負けないぐらいキレイになるよ」

クスッ・・・

「どうしたの?」

「いや、モミジは変わらないなぁと思っただけだ」

「そりゃそうだよ?
私は私だもん。変わるわけないよ」

「そうだな」

「ま、まだ笑ってるぅ・・・」

「悪い、ついな」
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