愛する夢
□愛する夢
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ネームプレートを見ると、暦の名前ともう 一人の名前がかかれていた。
「あの、この人って…」
「あぁ、こいつか、お前のルームメイトだ よ」
ネームプレートには柊志乃と書いてあった 。
この、柊志乃が3年間同室というわけだ。 ここで仲良くならないとかなりヤバイだろ う。
暦はぴしっとした。 それを見た一樹はクスリと笑った。
「そんなに畏まらなくても暦、お前なら仲 良くできる。柊も結構いいやつだからな」
全て見抜いた発言に顔に出ていた事を悟っ た。
だが、さっきの言葉のおかげて少し肩の力 が抜けた。
「いいか?行くぞ」
一樹の言葉にコクリと頷いた。 一樹はインターフォンを押した。 すると、直ぐにドアが開いた。 ドアの向こうに立って居たのはこれまた、 カッコイイ人だった。