愛する夢
□愛する夢
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「でさ、海音寺さん、寮の場所知りたいんだ。案内して」
暦は劉緋に敬語を使わずに言った。
なんだか、敬語を使う気が失せてしまったようだ。
「かまわんが。」
「そう、じゃお願いしますよ」
暦は適当に挨拶をした。
場所は変わり、寮の門前
「此処が寮ですか?」
「そうだが」
暦は何だこれはと言わんばかりに口をひらきっぱなしだった。
一方の劉緋は驚いている暦を見てたのか見てないのか、わからないが何と無く口角があがっていた。
「入るぞ」
そうとだけ言うと劉緋は中に入って行った。
暦はそれに遅れないように走っていった。
中に入るとそこは高額なホテルのような作りだった。