愛する夢

□愛する夢
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暦が考えに耽っていたら一樹が暦の頭を豪 快に撫でた。
それに驚いて変な声が出た。



「ほへ?」



「ハハッ。なんつー声出してんだよ(笑)。こ れが部屋の鍵兼食堂のカードだ」



「食堂のカード?」



暦は小首を傾げていた。
その仕草が可愛くて一樹は暦に抱き着いた 。
一見、一樹は真面目そうだが実は可愛いも の好きだった。



それを見て劉緋が軽く咳ばらいをして、一 樹が正気に戻ったのか離れて話し始めた。



「すまん。えっと、食堂のカードは食堂と コンビニで使える。」



そぅ、此処、龍ヶ崎学園にはコンビニがあ る。


勿論24時間営業だ


「使い方は食堂に行ったらだな」



「はぃ。わかりました」



なんと投げやりな。

と、暦はおもった。
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