とある人物の聞いて聞いて話。

□初告白。
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過去バナ



小学生5・6年の時にグループデート?が流行ってました。

男子女子何人かで街の方に遊びに行って その中で狙ってる子がいたらアピールする、みたいな。



俺の親友が、勉強・スポーツできて優しくて性格良し、顔良しの "ウメ" ってやつでした。
もちろんモテる奴で、
グループデートにもたくさん呼ばれる。

んで、親友の俺もついでに呼ばれるワケですよ。




そんな中に、これまたモテる奴の "コウ" がいたんです。
コウは可愛い系で、サラサラ茶髪のちょい背が低い子でした。


ウメとコウがほぼ誘われるから、俺もコウと遊ぶ機会が多くなり仲良くなってました。

細かいコトは覚えてないけど、出かけたなかで 階段から落ちたコウに手を貸した記憶があります。





そして たしか夏休み入る直前、転校生の "ジンヤ" が来た。


これは最強にかっこいい奴で、ちょいワルなジンヤは すぐにウメ・コウと並んでモテTOP3になり、グループデートに誘われるようになった。
女子ってちょいワル好きだよな。


またまたついでに俺も一緒に誘われてくワケで、ジンヤとも仲良くなった。

ウメとコウとは違う、バカできる仲間ってカンジだ。

どーしてだか、ジンヤとトイレの天井をブチ破ったことがある。
何してたんだっけ…




そんなんで、モテる奴らと仲良くなる俺。







ある日

ウメが、告白だろうな〜って呼び出しくらって ぼーっと待ってた昼休み。
ジンヤが、どうした?ってなカンジで来た。





『 まーた呼び出し。ほんと モテ過ぎだー……まぁ わかるけどさ、

俺、完全に引き立て役じゃん 』



何があったのか忘れたが、俺はちょっとスレた事を言ってた。



ほんと、俺なんかと友達やってくれるのが不思議だ。

ウメと自分を比べて
落ち込んでたのかも。。。







「 お前も何気にモテてるよ? 」



は?

何それ。

いきなりジンヤが言い出す。



「 ウメの後ろついて回ってて、小っちゃくて可愛いって。守ってやりたいタイプらしい 」




え〜〜?




「 おっかしいよなぁ。守ってやるようなタイプじゃねぇのに。



………まァ、可愛いのはわかるけど 」



じっ、と見られてたと思う。

ジンヤは目がキリッとしてカッコイイ奴だっただけに、

正直 ドキリとした。





特に何を答えるのはないけど、その時から少しジンヤを意識しちゃってたわ。



→A続きます。
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