APH小説

□可愛いお人
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※ヤンデレてない、
 ベラルーシとリヒテンの
 ほのぼのGLです。全3P



あの人が歩く。
私もあの人の後ろを、
とてとて追いかける。

あの人は美しく歩く。
私はずっとそんな姿を見たくて
追いかけずにはいられない。

いつか、その姿を
隣で見ることが
できるのでしょうか…




可愛いお人





さあっと爽やかな風が、
頬をくすぐる。

今日はロシアとベラルーシが
兄のスイスの家に
訪れると聞き、リヒテンは
庭で待ち伏せしていた。

もちろん相手は
ベラルーシである。

お弁当の包みを軽く抱きしめ、
今か今かと待つ。


「お腹、すいてるでしょうか」


ふとリヒテンはそう思った。
今日はお昼頃に二人が帰る
と聞いて、お弁当を作っていた。
でもスイス。
兄様が気をきかせて、
お昼を用意してたら…


「あ、お口に合わなかったら
 どうしましょう…」


そんなことを考えていると、
かさっと草の音がし、
誰かの陰が、私の足元に
きたのが見えた。


「おい小娘。さっきから
 何をしている。」


ちょっと不機嫌そうな
声を発したのは、紛れもない。
ベラルーシだった。



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