イザシズ短編(甘甘)
静「あ…………。」
(可愛いなコレ……幽が気に入りそうだな…)
それはなんとなく思ったことだった
どこにでもある
UFOキャッチャーが並ぶゲセン
そこで偶然みつけた猫のぬいぐるみ
俺はなぜだかこのぬいぐるみが
無性に欲しくなった
気づいた時には…
財布が軽くなっていた
静「ちくしょう…なんでとれねぇんだよ…」イライラ
俺のイライラがピークに達しようとしていた時……
臨「シーズちゃんっ♪」
そこには更に俺を苛つかせる人間、
折原臨也がいた
静「……なんの用だノミ蟲………」
臨「ちょっとその呼び方やめてくんない?
……てか、シズちゃんなにやってんの?w」
静「べつに……」
いい大人が一人UFOキャッチャーをやっているところを見られたのは
正直、恥ずかしい
静(よりによってこんなノミ蟲なんかにみつかるなんて…;//)
臨「なになに〜?あっ!もしかしてこの猫のぬいぐるみが欲しかったのー?」ニヤニヤ
そういうと臨也はUFOキャッチャーにお金を入れた
ガチャンっ!
静「な……………」
臨也はたった一発目で
いとも簡単にぬいぐるみをゲットした
臨「なぁーんだコレ簡単じゃんwww」
静(ム・カ・つ・く…!!!)
臨「はい、シズちゃん」
静「…………………
はぁっ!!?」
突然、臨也にぬいぐるみを渡された
臨「なにって…欲しかったんじゃないの?」
静「いや…まぁ……」
臨「俺、べつにいらないしあげるねーw」
静「えっ………」
臨「じゃ、ばいばいシズちゃん♪」
静「ちょっ…まっ………」
どうしてかはわからない
だけど…人ゴミに消えてく臨也を
できることなら追いかけたかった
幽が気に入ったらあげようと思ってたぬいぐるみをあげたくなくなった
あぁ………
静「ムカつく………///」
END
□表紙を開く
□解説を読む