銀魂小道

□おさめてはじめて
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外は初詣にいくらしい人たちでにぎわいだしている。
さっきから鳴っていた除夜の鐘も、もう聞こえない。

「あー、くそ。エロいんだよ、馬鹿。」

最後の一回が、新年の朝に響いて消えた。

「もうガマンしねぇ。初詣後回しな。」
「うぇ?」
「秘め始めといこうぜ。な?辰馬。」

ちゅ、と軽いリップ音と共に辰馬の額にキスを落とす。

「体がもたんちや・・・。」
「誘ったのはお前だかんな。」

鐘如きに俺らの煩悩が払われるわけがない。

深く舌を絡めるキス。
年はじめの言葉をこめて。

今年も愛しい君と一緒にいれますように。


2011 Happy New Year!
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