*イラスト部屋*
□Sanctuary
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「やわらかい指が 僕の背中をなぞる
それは優しくて 完全なる愛の動き」
「ささやいた言葉は 心の隅にとどき
この小さな宇宙に ずっといたいと思う」
(引用:words by B/'/z/)
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悟空にとって、
チチは『聖域』なんじゃないかって思う。
「愛」とか「家族の温もり」を教えてくれた初めての女性。
じいちゃんが死んでから、天涯孤独だった悟空に、自分の「家族」を与えてくれた女性。
私の中での悟空は、
明るくて、強くて、前向きで、優しくて、無邪気であっけらかんとしたそういうイメージ(「ま、いっか」のイメージ)がほとんどを占めているんだけど、
悟空の心の片隅にもやっぱり「寂しさ」とか「切なさ」とか「やるせなさ」とか、およそ悟空には似つかわしくないようなことを感じる部分は存在しているって思ってます。
普段は表に出てこない、本人も自覚しないくらい小さな小さな心の片隅に眠っているそういった感情を、刺激して、呼び起させるのが、チチなんだと思う。
そして、
チチによってそういう感情を体験するからこそ、「幸せ」とか「安らぎ」といった感情も日常のささやかなことで悟空は実感できるんじゃないかなぁ。
強い相手と闘って得られる本能的な満足とはまた一味違う、
心から感じる幸せを与えてくれた存在。
それがチチ。
チチは、悟空にとって
「愛する生身の女」であるとともに
「絶対壊せない、壊したくない、守るべき聖域」だと思います。
*じいちゃんから貰った愛情とチチから貰った愛情、じいちゃんに感じた愛情とチチに感じた愛情は重なる部分も多いけど、やっぱり似て非なるものだと思います。
そういう意味での「愛」とか「家族の温もり」です。