恋愛モノb

□優越感
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「おはよう〜!」
元気に事務所のドアを開けて中へ飛び込む。
「ふぁ…おはよう…真宵ちゃん…。」
 なるほどくんが、ソファーからのっそりと起き上がった。
「昨日泊まったんだ?」
「うん…終わったら2時回ってたからね…。」
カッターシャツがくしゃくしゃだ。ボタンが2つほど外されているので、鎖骨が見えて…心臓がドキッと跳ね上がったので、慌てて目をそらした。
「コーヒーいれるね!」
「ありがとう…ふぁ」
こんな朝のちょっとした時間がとても幸せ。私しか知らないなるほどくん。
「真宵ちゃんは朝から元気だなぁ…」
「うん、起きた瞬間からこのテンションだよ!」
「…そう。」
 ほら、またいつもの呆れたような苦笑い。何だか急に大人の男の人を感じて、いつもドキッとする。こんななるほどくん、みんなは知らないのかな。またちょっと優越感。

さて、今日もなるほどくんに元気をいっぱいわけてあげよう。一番近くで!

おわり

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