長編

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ニャン子を救出して俺達は再びワカバタウンのゴールドの家に来ていた。

「まずな…お前ジョウトに来てどうやってロケット団を探す気だった?」
『普通に地方を巡って』
「バッタリ会うとでも思ってたのか…」
『そんなんじゃない、色々な人に聞いて歩こうと思って』
「じゃあ聞いた結果が暗闇の洞穴?」
『ヨシノシティの人にそういわれて行ったの』

いわゆるガセネタに騙されたってことか。
どうせ言った奴は冗談だと思ったんだろうな。
ハァとため息をついてチラリと時計を見ると7時。そろそろ日が暮れてきた。

「今日はもうやめよう、なぁゴールド、泊まってっていいか?」
「全然大丈夫っスよ」
『ちょっと今日はもうってどうゆうつもり?』
「お前はコトネの家に泊まれ」
『はぁ!?私はそんなことしてるほど暇じゃない』
「つべこべ言うな、コトネよろしく」
「はいはーい、先輩行きましょ」
『ちょっとファイア!話しくらい聞きなさいよ!』

ニャン子はコトネに引っ張られ連れていかれる。
その間にもギャーギャー何かを言っているが都合のいい俺の耳にはなーんにも聞こえません。


『ちょっとコトネちゃん離してよ!』
「駄目です、…みんな心配したんですよ…?」

ニャン子は目を細めて暴れるのをやめる。

『…そう…なの』

さっきまでの威勢はどこにいったのかと思うくらいに大人しくなったニャン子にコトネは首を傾げる。

何か怪しい。

そう思いながらもとりあえずコトネは自分の家に向かった。







話を聞く俺






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