長編

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ジョウトには何度か行ったことはあった。もちろんニャン子も一緒に。
まぁゴールドとコトネに会いに行っていただけで、ワカバタウンとヨシノシティにしか行くことはなかった。
いつものようにワカバタウンに降りて始めにコトネの家に向かう。
多分ニャン子も寄って行っているはずだと予想し、情報を得ようとした。

「ニャン子先輩?来てませんよ?」
「え?」
コトネの所に来ていないだなんてありえない。
コトネは知らないとしてもゴールドは知っているだろう。
俺はゴールドの家に行き、聞いてみる。

「ああ、ニャン子さんなら来ましたよ、なんか慌ててる様子だったけど…何かあったんッスか?」

「あいつ…ロケット団を倒そうとしてんだ…」
「そういえば最近復活したんスよね?…ってまさか一人でっスか!?」
「ああ、あいつロケット団に恨みがあったんだよ、だから…」
「危ないッスよ!!俺達も助太刀にいきましょう!!」
「行き先が分かんないだろ」

俺達はガックリ肩を下ろしていると階段を上る音が聞こえた。
その直後ドアが勢いよく開き、コトネが飛び出してきた。

「ファイア先輩!ニャン子先輩から電話がきました!!」
「電話!?あいつポケギア持ってたのか!」

何で俺に番号を教えてくれなかったんだと少し腹が立ったけど今はそれどころじゃなかった。

「何だって!?」
「ええと、代わります?」
「貸してくれ!」

コトネからポケギアを手渡され、すぐに名前を呼ぶ。
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