Short

□嫉妬、つまり愛
1ページ/2ページ


どうして今私はレッドの前で正座なんかしてるのだろうか。
どうしてレッドは私に正座をさせているのだろうか。
理由を聞いても言ってくれないし、私なにかしたかな。


「まだ気づかない?」
『うん』
「…鈍感」
レッドは深くため息をついて冷たい視線で私を睨む。
『レッド、降参するから睨まないでっ…』
「レッド先輩だろ」
『れっ、れっでせんひゃいいたいれふ』
頬を思い切り抓られた。

「…昨日の放課後」
『え?』
「昨日の放課後、誰と何してた?」
『えぇと…ファイア君と居残り』
「誰と?」
『ファ、ファイア君』

「じゃあ次、今日の昼休みは何してた?」
『グリーン先輩とトウヤとゴールドと鬼ごっこしてました』
「だ れ と?」
何か攻められてる…?

『もう!なんなのよ!一体どうしちゃったの!?』
「お前さぁ…放課後も昼休みも彼氏ほったらかして何他の男と遊んでんの?」
『遊び盛りなので…』
「そうゆう問題じゃない、そもそもいい歳して何やってんの」
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ