11/19の日記

23:11
林檎の樹の下で‥
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林檎の樹の下で背伸びをすれば、たとえ本人に林檎を盗む気持ちが無くても、人は『林檎を盗もうとした!』と決めつける。

それが世間だ。

元々、一人暮らしを始めるキッカケも、言われなき浮気を疑う相方への当てつけが無かったといえば嘘になる。

信じられていれば、裏切れないという罪悪感から誠実な選択を取るだろう。

だが今の俺は『どうせ信じられていない‥』

迷わずに、美咲を翔くん共々と部屋に招いた。

翔くんは、ほどなく眠りについた。

隣の部屋で寝かしつけ、美咲と酒を酌み交わしながら思い出話に花を咲かせたのだが‥。


※それから#001に続く。

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