11/16の日記
21：05
追憶
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バーブラ・ストライサンドと、ロバート・レッドフォードの映画で『追憶』という作品が有った。
学生時代に愛し合った二人。
いつしか別々の人生を歩み、数年後に再会を果たすという、いたって淡々としたストーリー。
それと同じようなシーンが訪れた。
コンビニで買い物して帰宅途中。
小さな子供を連れながら、中々タクシーをつかまえられずにいた親子連れ。
すれ違いざまに目と目が合った。
高校の時に付き合っていた子だった。
向こうもスグに、こちらに気づいた。
聞けば、旦那さんが職場を追われ、経済的に行き詰まり、それが原因で夫婦仲がギクシャク…どこも似たようなものだ。
とにかく金銭的に辛そうなので、一息つけそうな額をコンビニでおろし渡した。
いつでも良いから…返すの。
彼女は何度も何度も頭を下げ、涙ぐんでいる。
みんな辛いんだよ！何故？自分だけと思わない事だ。
困ったら電話しておいで。
ほろ苦いな…なんとなく。
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