11/14の日記
17:18
時計の針
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もう『七五三』の時期なんだよな…。
美優は七歳。
二回目の七五三。
親子三人で記念撮影して…もう四年過ぎたか。
早いなよなぁ…。
よく有りがちなスレ違いから始まった別居。
娘の前で感情をあらわにする相方。
親がもめる所を見せたくない一心で家を出た。
我が幼少期に、父親と母親は憎しみ合い、その様をマザマザと見せ付けられて育った記憶が、迷いなく、我が娘の記憶にリンクしてしまわぬように選んだ決断。
美優は聞く。
『パパはママを嫌いになったの?もう一緒に住めないの?』
俺は答えた。
『嫌いになんかなってないよ。でも、お互いに頭を冷やす…んんん…冷静…んんん…わかるかなぁ?』
『わかる…なんとなく…』
『ん?わかるの?』
『うん、わかる。』
『そっかぁ…』
小さな胸のうちを引き裂かぬように、あえて口にしなかった問い掛け…その答えを、美優のほうから贈られてしまった。
『美優ね…パパもママも大好きだからね!早く仲直りしてね!』
美優を抱きしめた。
泣かせる事を言ってくれるぜ!
美優…約束するよ(o^-')b
時計の針は戻せないけれど…。
約束は守らないとな…。
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