VOC@LOID
□猫になった日
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『レ〜ン〜!』
「何?」
買い物から帰って来たマスターは上機嫌で俺を呼んだ。
『じゃあん!駅前のケーキ屋さんの新作バナナケーキでっす!』
「わっ!マジで!?」
マスターは中々ケーキとか買って来ないから今日は何か良いことでもあったのか...?
でもそんな事より俺は目の前のケーキが光って見えてしょうがない。俺がケーキに手を伸ばした瞬間、マスターにケーキを取り上げられた。
「...早く食べたいんだけど」
『ふっふっふ...もちろんこのケーキはレンにあげよう。...しかぁし!条件があります!』
「条件?」
『そぅ...これ着けてくれたら良いよ!』
そしてマスターが取り出したのは...
猫耳。御丁寧に尻尾まで...
そんな事だろうと思ってたけどさ!
どうにかして、猫耳を着けずにケーキを食う方法をっ......!!