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□Happy Morning
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何時もより早く起きた朝は決まってマスターを起こしに行くのが僕の日課

大好きなマスターの寝顔も見れて、大好きなマスターに1番におはようって言えるなんて幸せな事この上ない

カチャリと部屋の扉を開け、マスターの眠るベットへ一直線

「マスター!朝ですよ!」

『......ん』

ベットに手をついてマスターの顔を覗きこむ
何時見ても綺麗な寝顔だなぁ...とか思っているとマスターのまぶたが少し開いた

『...レ..ン?』

「はい!おはようございます!」

『......もう少し寝かせて』

そう言ってまた布団を被ろうとする
全く、いっつもそうなんだから...

「だーめ!マスター起きて!」

布団をボフボフと叩いて居るといきなり腕を引かれて僕までベットへダイブ

マスターの体温で暖かい布団の中でマスターに抱きしめられた

『このままレンと一緒に寝るぅ...』

言いながら僕を抱きまくらにするマスター
う、うわ...マスターの顔がち、近い!!

って言うか抱きしめられてるからマ、マスターの胸...当たってる...!
どうしよう!このままじゃ僕爆発しちゃうかもしれない...!

そんな事をグルグル考えてる僕なんかにはお構いなしにマスターはぎゅうぎゅうと腕に力を込めてくる

「マスターだ、だめだってばぁ!起きてよ!」

『じゃあ...レンからちゅーしてくれたら頑張って起きる』

「えぇ!?」

抱きしめられてるだけでも恥ずかしいのに!
でも...だけど、ずっとこのままっていうのも、スッゴク幸せだけど僕の心臓がもってくれそうにない

耐え切れなくなって、マスターの唇に短いキスをした

『ふへへ...レンにちゅーしてもらっちゃった...幸せだなぁ』

「うぅ...」

『じゃあ幸せついでにもうちょっとだけ一緒に寝ようか』

「え、えぇえ!?そんなっ、マスターのバカァ!」

結局マスターは僕の額にキスをした後、僕を抱きまくらにして夢の世界へ堕ちていってしまった




Happy Morning


それは幸せなある日の朝
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